永田集落について

永田は屋久島の北西部に位置し、屋久島の中で唯一奥岳（屋久島の中心部にそびえる2,000m弱の山々）が望める切る小さな集落（人口*500人弱）です。

縄文時代の土器も発掘される、屋久島の中でも古くから続く集落で、今も江戸時代から続く方限制度*が暮らしの中に根付き、人々は助け合いながら岳参り*などの伝統的な行事や各集落それぞれの神社祭*等を大切に伝承しています。

また、1886mの永田川を水源として集落の中央を流れる永田川と屋久島では貴重な田園風景は、山の冷気を感じることのできる聖地でもあります。

人口

今でこそ、人口500名を切っていますが、かつては2,500名を超える屋久島島内でも屈指の集落でした

方限

薩摩藩の村は、いくつかの区域に分けられていて、それを方限（ほうげん・ほうぎり）と言いました

岳参り

年2回山の神様に詣でる山岳信仰の行事。永田集落では少なくとも500年以上の歴史を持ち、集落のご加護と人々の平安を願って、永田岳に御参りします

神社

小さな集落にもかかわらず、5つの神社と2つの寺院、3つの戎様が祭られていて、それぞれに祭事が行われています

永田集落にある永田小学校では、「屋久島町山海留学制度」の一部として、「かめんこ留学」を実施しています。

一般的には山海留学と言われる制度で、自然豊かな屋久島「永田」に居住しながら屋久島町立永田小学校に通学する制度です。

親元を離れ，永田の里親のもとで生活する【里親留学】と家族と共に永田区に居住する【家族留学】の形態があります。

平成９年度に始まり、これまでに全国から200名以上の留学生を受け入れてきました。

問合せ先：屋久島町教育委員会総務課　電話0997-43-5900（内線158）

永田小学校ブログ