十五夜祭

十五夜祭の龍

十五夜綱引き

旧暦の8月15日。屋久島の各集落では十五夜祭がおこなわれます。屋久島の十五夜祭では綱引きと相撲を取るのが特徴的で、これは九州南部から沖縄に広がる文化だと言われています。

龍(綱)の作成

十五夜祭の全日、集落内の当番地区が総出で、山から取ってきた蔓や萱を使って龍を作ります。

主に男衆が蔓を編みあげて龍の芯を作っていきます。

主に男衆が蔓を編みあげて龍の芯を作ります。

女衆を中心にし、萱を巻いて龍の鱗を作ります。

女衆を中心にし、萱を巻いて龍の鱗を作ります。

龍の顔づくり

編んだ蔓に鱗をさしつつ、蔓の片側を整形し、龍の顔を作ります。

十五夜祭当日

十五夜祭当日、永田集落では「おさん口説き」という歌を歌いながら月を待ちます。月が登ってくると、災いをもたらすという龍を綱代わりに、豊漁が勝つか豊作が勝つかの綱引きが始まります。やがて、龍(災い)が二つに千切られることで引き分けとなり、豊作豊漁の両方が確定。
続いては、龍の体を土俵に奉納相撲が行われ、十五夜の夜は更けていきます。

龍の顔

月を待つ

編み上げられた龍は小学校の校庭へと運ばれ、とぐろを巻いて月の出を待ちます。

十五夜祭の龍

月の出が近づくと、龍を上げ下げしながら「おさん口説き」を歌い、月の出を待ちます。

十五夜綱引き

月が上ったら綱引き大会が始まります

奉納相撲

綱引きが引き分けた後は奉納相撲

奉納相撲

大人による奉納相撲のあとは子ども達の相撲大会が行われます