永田のご当地ソング:思い出の永田

旅立つ子ガメ

留学制度とともに生まれた永田の歌

永田には「思い出の永田」という永田集落の魅力がぎゅっと凝縮された歌があります。この曲は「留学制度で島外からやってきた子どもたちも、『かめんこ留学』の名の通り、カメの子どものようにいつか戻ってこい」という願いが込め、当時、永田小学校に赴任されていた真辺幸成先生が作詞・作曲されました。

今、この曲は留学生の送別会だけでなく、永田地区を離れていく方の送別会やフェリーでの見送りの際にも幅広く歌われています。

歌詞

作詞・作曲 真辺幸成

君はあの日を 覚えてますか
横河の清流ソーメン流し
竹を流れる冷たい水と
ただミカンの香り
岩肌すべる せせらぎに乗り
輝くしぶきと笑顔
あの日の輝き いつまでも忘れずに
故郷なつかしき 想い出の永田川

友の励まし 背中に受けて
空に向かって登り続けた
石楠花色した 君の横顔
木漏れ日にきらめいた
屋久笹の波 ヤクシカの声
眼下に望む故郷
あの日の ときめき 今も胸に残る
故郷恋しき 想い出の永田岳

夕日に浮かぶ 口永良部島
ナイターの灯が ともる校庭
センダンの木の そよぐ風に
追いかけた白い球
野いちごとりに はぜっぴ釣りと 走り回ったあのころ
(ビール片手に じんがさ焼いて 語り明かした)

あの日 あの時 あの頃がよみがえる
故郷忘れがたき 想い出のいなか浜
戻っておいで かめんこのように
荒波越えて 強く
ポンカンの香り 雪の永田岳
故郷 あたたかし 想い出のこの永田
いつまでもこの永田