西部林道

西部林道の猿

世界遺産地域

屋久島の世界遺産登録理由のひとつが、亜熱帯ジャングルの様相を呈する海岸線から、照葉樹林、屋久杉林、さらにはまるで亜寒帯のような森林限界を超えたヤクザサ帯まで、植生の垂直分布が島の中にコンパクトに残されている点です。
現在は無人となっている西部林道地域は海岸近くの亜熱帯の森が残る貴重な場所で、屋久島の世界遺産地域の中を車で通れる唯一の道です。

サルや鹿

西部林道ではサルやシカの自然な生活を間近に見ることができます。
餌付けされている動物を除いて、これほど間近に野生動物の姿を観察できる場所は国内には数少ないと思われます。

人とのかかわり

大川の滝の手前あたりまでは永田集落の領域とされており、永田の人たちは炭を焼いたり、鹿を捕ったり、シイタケを栽培したりと活用していました。
昭和40年ごろまでは住居もあり、今も縁者が永田集落に住んでいます。

30.3469383,130.3630294